女性に多い冷え性を改善するには!肌荒れの原因にもなる冷え性はまさに万病の元

冷え性は手足などの先端が慢性的に冷えて温まりにくい症状のことを言います。これは、特に女性に多く見られ、頭痛や肩こり、生理痛、不妊などにも繋がる恐れがあります。冷え性の原因には次のことが考えられます。

<血行不良>

冷え性の一番の原因は血行が悪いことです。以下の項目に心当たりはないでしょうか。
□冷たいものの食べ過ぎ
□冷房の効いた部屋で長時間過ごす
□体を締め付ける下着の着用
□運動不足

これらのことを習慣的に行うと血行が悪化し、心臓から遠い場所にある手足の先から冷えの症状が見られるようになります。

<自律神経系やホルモンの乱れ>
体温は自律神経やホルモンの働きによって維持されています。しかし、ストレスや不規則な生活習慣の影響を受けると自律神経やホルモンは正常に機能しなくなり、体温調節が上手くできなくなって冷えを招く原因となってしまいます。

<筋肉量の少なさ>
体の体温の主な発生場所は筋肉ですが、女性は男性よりも筋肉が少ないため発熱量が少ないことも女性に冷え性が起こりやすい原因であると考えられます。

■身体の冷えと肌荒れの関係は

実は、身体の冷えと肌荒れには深い関係があります。身体が冷えると、自律神経やホルモンの働きによって血管が収縮させられ、身体は体温を維持しようとします。すると、血行が悪化して身体の各部分に栄養が届かなくなって肌が栄養不足になったり、老廃物を排出する働きが上手く行われなくなったりということが起こります。そのため、血流の悪化は代謝の低下に繋がり、ニキビやごわつきなどの肌トラブルも起こりやすくなってしまいます。

■代謝が落ちるとシミやくすみもなかなか治らない

代謝の低下は肌のシミにも大きく関わっています。肌は紫外線を浴びると自らを守るためにメラニンと言う色素を作ります。このメラニンは、通常はターンオーバーによって皮膚の表面から剥がれ落ちるのですが、肌の代謝機能が低下するとメラニンが肌に溜まってシミになってしまうのです。

また、代謝の低下は肌のくすみにも繋がります。くすみとは、肌の明るさやツヤ、透明感が失われ、黒ずんで見える状態のことを言います。このくすみを引き起こす原因には、加齢や疲労、不十分な洗顔の他に、

□メラニンの増加と沈着
□血行悪化による栄養不足と老廃物の滞り
□新陳代謝の低下による角質肥厚

などもあり、血行や代謝の悪化がくすみの原因となっていると言えます。

■血流を促進して代謝を高める食材(成分)は

以上のように、血行の悪化とそれによる代謝の低下は冷え性や肌荒れの原因となるため、改善することが求められます。では、どのようにすれば血行を改善することができるでしょうか。まずは、食事によって血流を促進するために摂取すると良いものをご紹介します。

<身体を温める食材>
身体を冷やすと血行不良になるため、血流を促進するにはまず身体を温めることが大切です。身体を温める作用のある食材には次のようなものがあります。

□ニンジンやダイコン、ゴボウなどの根菜類
□ニンニク
□生姜
□大豆や肉などのタンパク質を豊富に含むもの
□温かい飲み物

<血液をサラサラにする食材>
身体を温めても、血液がドロドロだったら血流は良くなりません。そのため、血行を促進するためには血液をサラサラにすることも大切です。血液をサラサラにする食材には、

□ネギやタマネギなどのような硫化アリルを含むもの
□納豆
□サバやブリ、イワシなどの青魚

などがあります。

<代謝を促進する食材>
私たちの身体では、糖質や脂質、タンパク質などからエネルギーを生成していますが、そのうち糖質の代謝にはビタミンB群が不可欠です。ビタミンB群を多く含む食材は以下の通りです。

□レバー
□大豆製品
□卵
□ウナギやマグロ、サケなどの魚

また、ヨウ素にも糖質や脂質、タンパク質の代謝を促進する作用があります。ヨウ素は次のような食材に多く含まれます。

□昆布やワカメなどの海藻類
□サバやイワシなどの魚
□牡蠣やハマグリなどの貝類

■体温を上げるのに効果的な生活習慣は

次は、食事以外で冷えを解消して体温を上げるための生活習慣について見ていきましょう。体温を上げるためには次のことが効果的です。

<運動>
体温の維持にも関わる身体の熱は、その大部分が筋肉で発生しています。そのため、運動をして筋肉量を増加させることは体温を上げるために重要です。また、運動をすると血行が良くなるので冷えの改善に効果的です。体温を上げるためにおすすめの運動は、

□1日30分以上のウォーキング
□ストレッチ
□スクワット

などです。

<身体を温める>
体温を上げるためには、身体を冷やさないようにし、以下の方法で温めるようにすると良いでしょう。

□シャワーで済まさず湯船に浸かる
□足湯や半身浴をする
□夏でもストッキングや靴下を履き、薄着をしないようにする
□腹巻きやカイロを使用する

<自律神経を整える>
先ほど説明したように、自律神経の乱れは体温調節機能の低下を招き、冷えの原因となります。そのため、自律神経を整えることは体温の維持に有効です。自律神経を整える方法の例は以下の通りです。

□深呼吸する
□しっかりと睡眠をとる

ほうれい線を改善するには保湿から!積極的に摂りたい成分とたるみ防止マッサージなど

ほうれい線とは、鼻の両脇から口角に向かって伸びる2本の線のことをいいます。では、このほうれい線はなぜできてしまうのでしょうか。ほうれい線ができる原因には主に次のことが考えられます。

<乾燥や紫外線による肌へのダメージ>
乾燥した空気や紫外線は肌から水分を奪い乾燥させてしまいます。すると、潤いが無くなった肌はキメが乱れ、ハリや弾力もなくなってしまいます。また、紫外線には乾燥を招くだけでなく活性酸素を発生させ、肌の細胞を老化させてしまうという作用もあります。このように、乾燥や紫外線による肌へのダメージがほうれい線の原因になってしまいます。

<代謝の悪化による肌のむくみ>
血行が悪化して代謝が低下すると、水分や老廃物がうまく排出されずに体内に溜まってしまいます。この状態を「むくみ」といいますが、顔がむくむとその重みによって肌がたるんでほうれい線ができやすくなってしまいます。

<筋肉の衰え>
顔には30種類以上もの「表情筋」と呼ばれる筋肉があります。この筋肉は重力の影響を受けているので、年齢を重ねるごとに衰えてくると重力に逆らえなくなり、肌のたるみを引き起こしてしまいます。

<コラーゲンの減少>
肌の表皮の奥の真皮では、コラーゲンやエラスチンという成分によってハリや弾力が保たれています。ところが、このコラーゲンやエラスチンは加齢とともに減少してくるため、年齢に伴って肌がたるみやすくなり、ほうれい線ができやすくなります。

■ほうれい線が見た目に与える影響は

女性なら誰でもいつまでも若々しく見られたいですよね。では、ほうれい線は顔の見た目にどのような影響を与えるのでしょうか。
私たちは普段、他人の年齢を髪や肌の状態などの外見から推測しています。このように外見から推定した年齢を「見た目年齢」といいますが、顔の中でも特に目立つ部分にあるこのほうれい線は見た目年齢を決定づけると言っても過言ではありません。なんと、ほうれい線には見た目年齢を平均で5歳以上も上に見せてしまう効果があると言われているのです。

■ほうれい線のケアに保湿が重要な理由

ほうれい線のケアにまず必要なのが保湿です。先ほど、ほうれい線ができてしまう原因として乾燥を挙げたように、乾燥した肌はキメが乱れ、ハリや弾力を失ってしまうためです。
私たちの肌には元々皮脂膜などのように潤いを維持するための機能がありますが、これらは洗顔をするたびに流れてしまっています。また、肌の持つ保湿機能は年齢に伴って低下していきます。そのため、肌本来の保湿機能だけに頼らず、きちんとスキンケアによって積極的な保湿を行うことが大切です。

スキンケア化粧品には様々な成分が含まれていますが、その中でも特に高い保湿効果が期待できる成分である、

□セラミド
□コラーゲン
□ヒアルロン酸

が配合されているものを選ぶようにすると良いでしょう。

■たるみを防ぐ「顔の筋トレ」のやり方は

ほうれい線の原因には、顔の筋力低下やコラーゲンの減少によるたるみがありました。このたるみを改善するには顔の筋力トレーニングが効果的です。それでは、誰でも簡単にできる顔の筋トレの方法を3つご紹介します。

<頬の筋肉のトレーニング>
【1】両頬に空気を入れて思いっきり膨らます。そのまま10秒間キープする。
【2】今度は頬をへこませて10秒間キープする。
【3】以上を数回繰り返す。

<あいうえおトレーニング>
顔の筋肉に力を入れ、「あ」から50音順に一文字ずつ、口を大きく動かして発声する。一文字あたり5~10秒くらいの速さで行う。

<舌回しトレーニング>
【1】口を閉じる。
【2】そのまま口の中で舌を歯ぐきの外側に沿って回す。
【3】これを10回程行う。
【4】同様に、反対回しも10回程度行う。

以上の筋トレはどれも簡単にできますが、行う際は鍛えたい筋肉を意識することが大切です。

■クリニックで受けられる「ヒアルロン酸注射」とは

ほうれい線を改善する方法は自分で行う顔の筋トレだけではありません。美容外科や美容皮膚科などのクリニックでは、ほうれい線を改善するためのヒアルロン酸注射を受けることができます。では、ヒアルロン酸注射とは一体どのようなものでしょうか。

ヒアルロン酸とは元々人間の肌が持つ保湿成分の一種です。このヒアルロン酸は、真皮を支えるコラーゲンとそれをつなぐエラスチンと共に肌の潤いとハリのために欠かせない成分です。
ヒアルロン酸注射では、皮膚の真皮にヒアルロン酸を注入して、ほうれい線による肌の溝を内側から持ち上げるというものです。施術時間はクリニックによって異なりますが、だいたい5~10分程度と短く、入院なども必要ないため気軽に行えて人気があります。

ただし、一度ヒアルロン酸注射をしたらそれで一生ほうれい線がなくなるというわけではありません。ヒアルロン酸注射の効果が継続するのは、ヒアルロン酸の種類にもよりますが数カ月程度とされています。また、施術者よって仕上がりが異なり、失敗して肌がぼこぼこになったりすることもあるので、経験豊富で信頼できるクリニックを選ぶことが大切です。

生活の中で抗糖化を実現するために!糖化とシミの関係を知ることは大切

近年、「糖化」という言葉を耳にすることが多くなりましたが、これはどのような現象でしょうか。
私たちの体内では、ホルモンの働きによって血液中の糖の濃度がほぼ一定になるように保たれています。しかし、血糖値が急激に上昇すると処理が追いつかなくなってしまいます。すると、処理されなかった糖はタンパク質と結合し、最終糖化産物という物質に変化します。この反応を糖化と言います。
糖化はよくホットケーキに例えられます。ホットケーキの生地を焼くと、表面がこんがりと茶色っぽくなりますよね。それは、ホットケーキの生地に含まれる砂糖が、タンパク質である卵や牛乳を糖化させているために起こっているのです。

■糖化とシミは深いつながりがある

肌や爪、髪など、体は主にタンパク質でできているため、糖化は私たちの体に様々な影響を及ぼします。例えば、肌にできるシミも糖化と深いつながりがあります。シミは、紫外線を浴びた肌が自らを守るために生成したメラニンが蓄積することでつくられます。このメラニンの生成は、細胞に情報伝達を行うタンパク質の一種であるサイトカインによって促進されているのですが、ロート製薬株式会社の研究によると、糖化した肌の表皮細胞ではサイトカインが増加することが判明したのです。つまり、肌の糖化はサイトカインを増加させてメラニンの生成を活発化して、その結果肌にシミができやすくしてしまうということです。

■糖化と活性酸素の関係

糖化以外にも肌に悪影響を与える要因はあります。その一つが活性酸素です。活性酸素とは、酸素が活性化され反応しやすくなった状態のもので、体を酸化させる作用があります。この活性酸素には、細菌から体を守るという役割もあるのですが、量が増えてしまうと体の老化を促進したり細胞を傷つけたりして様々な病気を引き起こす原因にもなってしまいます。

実は、糖化はこの活性酸素の作用にも関わりがあります。私たちの体の中には、活性酸素の攻撃から身を守るための抗酸化酵素というものが存在し、これによって活性酸素の働きが抑えられています。しかし、糖化が起こると、タンパク質でできているこの抗酸化酵素は変性してしまい、働くことができなくなってしまいます。このように、糖化には活性酸素の作用をより高めてしまう効果もあるのです。

また、酸化したタンパク質は糖化の影響を受けやすくなるという特徴もあります。そのため、活性酸素の働きは糖化をさらに進めることにもつながります。
このように、活性酸素による酸化と糖化には相乗効果があるので、どちらに対してもきちんと対策を行うことが大切です。

■糖化を進行させる食べ物・栄養素は

では、糖化を起こさないようにするにはどうすれば良いでしょうか。糖化は、急激な血糖値の上昇によって引き起こされるため、食べ物に気を付ける必要があります。ところで、「GI値」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。これは、ある食品を食べた後に血糖値が上がる速度を数値化したもので、数値が高いほど血糖値を上げやすいことを示していますGI値が高く、糖化を進行させやすい食べ物には次のようなものがあります。

□白米のご飯
□精製した小麦粉を使用した白パン
□うどん
□餅
□コーンフレーク
□プレッツェル
□そうめん

以上からわかるように、GI値の高い食品には炭水化物が多く見られます。その中でも特に、精製してある白いものはGI値が高くなっており、糖化を防ぐためには控えめにすべきだと考えられます。
また、これらのようなGI値の高い食品を食べる際にも、血糖値を急に上げないようにする方法があります。それは、食べる順番に気を付けることです。食事を摂る際は、いきなり炭水化物などの高GIの食品を食べるのではなく、最初に野菜など食物繊維を豊富に含むものを食べるようにすると、体への糖の吸収が穏やかになります。そのため、食事は、

①野菜
②肉や魚
③炭水化物

の順番で食べるようにすると良いでしょう。

■糖化を防ぐ成分は

それでは、糖化を防ぐ成分にはどのようなものがあるでしょうか。

<最終糖化産物の生成抑制と分解>
先ほど説明したように、糖化はタンパク質が変性して最終糖化産物になることで起こります。この反応を抑制し、最終糖化産物を作らせないようにする成分には、

□カモミール
□桜の花びら

などがあります。また、

□ヨモギ
□シャクヤク

などの成分にはできてしまった最終糖化産物を分解する効果があります。

<糖分の吸収抑制>
糖化を防ぐためには、血糖値が上昇しすぎないことが大切です。次の成分には、余分な糖分を取り込むのを防いで血糖値の上昇を防ぐ作用があります。

□アルファリポ酸
□サラシア

<酸化防止>
酸化したタンパク質には糖化が進みやすくなるという特徴がありました。そのため、活性酸素の働きを抑えて酸化を防ぐことは糖化の抑制にもつながります。抗酸化作用の強い成分には、次のものがあります。

□ポリフェノール
□マロニエ